リッピング・データのフォーマットを変更する (其の3) [PC Audio]
さて、次の課題は「ConvertしたWMA Lossless Fileに、どうやってTag情報を埋めるか」。幸い、保存先のパスを下記のように決めていた。
\[アーティスト名]\[アルバム名]\[トラック番号] [曲名]
そして、Omnibus盤はこう。
\[Various Artist]\[アルバム名]\[トラック番号] [曲名] - [アーティスト名]
なので、Mediamonkeyにて[ファイル名から自動タグ付け]を行うことで一番重要な4つの項目はSetできた。残りの項目もMediamonkeyで埋めようとしたのだけれど、情報精度といい使い勝手といい何かしっくりこない。その他のPlayer Softwareも試してみたけど、どうも一長一短。そこで、FreeのTag Editorを試してみることに。
今までは、Wave Formatで保存していたのでFileにTag情報が埋め込まれなかったこともあり、Player SoftwareのDB情報がちょっと間違っていたり、統一性がなかったりしても我慢していたので、特にTag Editorの必要性を感じなかった。
手始めにVectorや窓の杜をのぞいてみるがあまり良いものがない。さらにgoogleるとこんなPageを発見。何か良さげだったので1つ1つ試してみる。
TuneUpは、起動するとWindows Media Playerが起動してその右隣に張り付いている。WMP(とiTunes)専用みたいなのでPass。
ID3-TagITはその名の通りID3Tag(=MP3)専用らしく、WMA Lossless FileのTagを認識しないので、こいつも却下。
3番目に試したMP3Tagが私にゃあBingo! 自分が設定したい各項目を複数Fileまとめて更新できるし、情報収集DBが複数扱えるのも良い!(Amazon.com/Amazon.de/Discogs/MusicBrainz/Freedb) 日本語対応もそれなりに満足できるし(ココが大事。外国製Freewareの日本語対応なんてまともじゃないのが当たり前だし)、洋楽Mainの貴方にはお勧めです。邦楽は、多少使い難くてもMediamonkey(こちらのDBは6ヶ国のAmazonの中に日本がある)で何とかなるので。
と云う訳で足りないTag情報を埋めていく。しばらく作業をすれば当然ウンザリしてくるので、気晴らしにx-アプリを使ってWalkmanにWMA Losslessを転送する。Albumを2枚、3枚と転送していくと何かおかしい。
時間が掛かり過ぎるし転送後の容量も小さい。不思議に思ってWalkman側のファイルを見てみると[ATRAC]!!!
なんで?変換せずに転送する設定なのに・・・。
調べてみると「再生できない形式の場合にはATRAC形式に変換します」とある。えーー。んな、アホな。
物は試しとMediamonkeyからWMA Losslessを転送してWalkmanで再生すると「再生できません。未対応の形式です」と出た。
あーーーー、やってもーたー。だって「Losslessには対応していません」って書いてないじゃないかー!(「対応しています」とも書いてないけど) まあ「対応形式:WMA」しか書かれていない時点で、どうやっても「Losslessには未対応」とは判断ができない訳で、そう思ってあきらめるしかないなー。
仕方がないので、どうするか考える。
まず、「Waveでの管理」には戻れない。WMA Losslessを複数のPC及び複数のPlayer Softwareで使用してみて、Tag情報の有難さが身に沁みて分かってしまったから。こんなに便利で、音質差もほとんどないに等しいのだから。しかも、どうしても音質差に拘ると思えば、消さずに残してあるWaveを聞けばいいんだし。
そうすると、WMA Losslessを捨てて全部AALにする?いやいや、それはない。最初にAALをPassした理由である「対応しているPlayer Softwareが少ない」に行き当たるから。
じゃあ、Walkmanには今迄どおりWaveで転送する?それもなぁ。元々、WMA LosslessにConvertしようと思った理由の一つには「Walkmanに保存できる曲数が増える」というのがあったので。第一、x-アプリのLibraryからWaveを削除した今となっては、全ての曲情報を取り直すことになってしまう。それは勘弁してほしい。
答えが出ないままウダウダ悩んでいたが、ふと閃いたのが「全曲をAALにConvertして三元管理する」。管理面やStorage容量を考えると「それはない」となるのだが、なんかそれじゃなきゃ気が済まないように思えて、その方針で「Goでーす!」。
まだまだWMAのTag情報も綺麗になってないのに、どんどんこじれていくこの先の展開はいかに。そいつはまたのお楽しみということで。
つづく・・・
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