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SE-90PCI (其の2) [PC Audio]

 やっとのことでつづきです。

 前回は「落札まで」。

 で、サクッと商品到着。

 ナント、太っ腹な出品者さんで、土曜日の銀行振込に対して、入金確認前の日曜日に発送していただいたので、ホントに「サクッ」と到着です。ありがとうございます。

 この製品は「PCI Bus Slot」に接続する「Sound Card (Sound Board)」と呼ばれるもの。

 「?」と云う方には、「Desktop PC の Case (筐体) 内に取り付ける部品」で「基板DAC を中心とした回路を構築し、PC 内部の Digital 信号出力を Audio で扱いやすい Line Out (RCA) や Digital Out (Optical) で出力してくれるもの」という感じでしょうか?

 単純なイメージでいうと、Accuphase の Amp.裏に取り付ける Option Board みたいなものです。(機能的には全く違いますが)

 なので、Case を開けて「サクッ」と取り付け完了。ついでに RCA 端子や Cable の端子も磨いちゃいました。物臭な私にとっては、雨でも降りかねない行動です。

 

 

 さて、お得意の「ゴメンナサイ」のコーナーです。

 私は「其の1」で

  • Audio の世界で云う「USB DAC」の機能を持った「もの」は大別すると3種類に分別できる

  • PC Audio では、当初「USB DAC」の製品数が極端に少ないため、他の選択肢を求めたところ「Sound Board」ではイマイチなので、「Audio Interface」を DAC として流用した

と書きましたが、これには大切な「前提」が抜けていました。

 「Desktop PC を使用する場合には」という前置きが必要ですね。私は Note PC というものに全く関心がないため、何も考えずにこう書いてしまいましたが、世間一般の Share を考慮すると「間違っている」ことになりかねません。

 Sound Card は Desktop PC 専用品になります。その上、Maker 製 PC には取り付けられない可能性もあります。

 また、Audio Interface の Interface (ややこしい) は、少し前まで IEEE1394 (FireWire) が殆どであり、Note PC によってはこの端子が用意されていないものもあります。

 殆どが IEEE1394 仕様なのは Pro Tools 等の DAW を使う音楽録音の世界では Mac を使うことが多かったからではないかと思いますが、一般の PC 個人使用ではあまり使用されない Interface であり、USB2.0 から 3.0 へと進化していく中で、PC の IEEE1394 端子は今後ますます搭載されなくなるのではないか、と予想されます。

 なので、「Note PC」を前提にすると「USB DAC 以外の選択肢は現実的ではない中で、一部の愛好家は USB DAC に飽き足らず IEEE1394 接続の Audio Interface を利用した」となりますね。

 ココまでで、「PC のことは得意じゃないから、何のことやらチンプンカンプン」という Audio Side の  PC Beginner さんには、「全部の意味を理解する必要は全くありません」。

 Audio の世界は、技術や規格が「枯れて」いるので、一度覚えてしまえば10年経っても使える知識も多いですが、PC の世界は未だに日進月歩。10年前の PC とは全く別物になってしまっているので、後から後からいろんな「用語」が出てきますが、全てを覚えて理解しなければ PC Audio はできない、というものでもありません。

 この Blog は、今後も 「そういう方」 向けに発信していきたいと思っていますので、毛嫌いせずにお付き合いください。

 斯くいう私も殆ど分かっちゃいません。ハッタリですから。

 

 

 閑話休題。

 取り付けが完了したので、専用 DriverInstall し、遂に「音出し」です。

 あ、先の「Beginner さん」に向けての「Driver とは?」は「其の3」で行う予定です。

 音を出した瞬間に「全く違う」ことが分かりました。

 今までの DeviceOn Board の「Realtek HD Audio」。Spec は「7.1 Channel」「192 khz / 24 Bit」対応ということで、「コレはコレでまぁまぁかな」と思っとりました。(まぁ、Spec など当てにならんのが Audio のお約束ですが)

 で、SE-90PCI の音はと云えば、もう一度「全然違う」。

 「違う」というのも

  • 確かに「違う」けど、「良い・悪い」は微妙で、強いて云えば「好きなのはコッチ」

  • 明らかに「Quality が違う」

の2通りがありますが、今回は「間違いなく後者」。

 言葉で表現するのはムズカシイですが、「解像度」「透明感」「音場感」「音質」といった全てが格段に違いました。

 まぁ、使用している Cable も「同質」にはできないので「厳密な比較」とは云えませんが、Cable の Quality 的には「似たようなもの」(Audio Grade とは呼べないが、最低価格品よりは少し上)ですので、まさに Device の差と考えて良いと思います。

 今までは、Main PC の「音出し」は決して「PC Audioと呼べる」類のものではなく、BGM を超えるものには成り得なかったのですが、これなら「PC Audioと呼べそう」なところまで来た感じです。

 今は有り合せの RCA Cable で済ませていますが、チョット良い Cable を奢ったり、といった音質を追及する意欲が湧く音質だと思います。

 まぁ、読む前から分かりきった結論だとは思いますが、PC 付属の Audio Device では「所謂 Audio」と呼べる質ではないことは、コレを読んでいる貴方であれば周知の事実のハズ。

 ソコに、¥10 k 足らずの投資をすることでソコソコな音質が得られるということは、今まで Audio に投じた金額に見合う程度の投資をしたらどうなってしまうのか、と考えるとワクワクしてきませんか?

 私の場合、赤貧なので今までも Audio には投資らしい投資はしてこなかった(=できなかった(悲))訳ですが、PC Audio は、少ないコストで結構な音質が得られるような気がしています。

 そこで結論。まだ何もしていないソコの貴方、¥数 k でいいから投資してみましょう。

 楽しいですゾ。

殆ど「終わり」なのですが、番外編に「つづく」

 

 

 

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